ドコモ dビデオ

 

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企業名 NTTドコモ
製品名 dビデオ
キャッチコピー 映画をコンテンツっていうな
撮影場所 つくばエクスプレス車内
撮影日 2013/2/14

ロバート・デ・ニーロが迫力のある表情で睨んでいる。

dビデオはドコモ携帯向けの有料映像配信サービスだ。2013年3月時点での会員数は400万人を突破しているらしい。映像配信サービスはHulu一択だと思っていたが実はdビデオのラインナップもかなり充実している。月額525円でHuluよりも安い。

間も無く40代の私にとってデ・ニーロは大好きな俳優だが、最近の若者にとってはあまり馴染みのない俳優かもしれない。

「コンテンツ」というとその場限りで楽しめればよい、と言った感覚がある。このポスターを見ていると、デ・ニーロに「映画は軽く消費するようなもんじゃない、もっと人生に深く関わるものだ」と言われているような気分になる。

ターゲットは30代以降のビジネスパーソン

「昔はよく見ていたが最近は仕事が忙しくて映画を見ていないな」

そんな人でもdビデオなら携帯でいつでも映画を楽しめる。

Oracle クラウド

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企業名 日本オラクル
製品名 不明
製品カテゴリ 企業向けクラウドサービス
キャッチコピー オラクルなら、包括的で、柔軟性があり、信頼性が高いクラウドを提供します。
撮影場所 六本木駅
撮影日 2013/4/14

企業向けクラウドといえばSalesforceやAWSなどをまず想起する人が多いかもしれない。オラクルといえばデータベースなどのミドルウェアメーカーのイメージが強く、オラクル自身がクラウドサービスを提供していることを知っている人はまだ少ないのかもしれない。

それにしてもキャッチコピーがストレートというか捻りがなくて逆にすごい。パッと見たら「オラクル」と「クラウド」の2語しか目に入らない。オラクルがクラウドサービスを提供しているということを知ってもらいたい。オラクルのクラウドは、オラクルのデータベースソフトと同じく堅牢だ。シンプルにそんなメッセージの広告だと思った。

Microsoft Office365

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企業名 日本マイクロソフト
製品名 Office365
製品カテゴリ 企業向けクラウドサービス
キャッチコピー クラウドで、ビジネスに「できる」をもっと。
撮影場所 品川駅
撮影日 2013/5/3

やり手ビジネスパーソン風の写真。表情はどこか自信ありげで余裕がある。品川から海外や地方に出張する途中だろうか。

「いつでも社内のリソースにアクセスして顧客からの連絡に迅速に対応したい」

そう考えるビジネスパーソンは多いだろう。

企業のクラウドグループウェアの導入に直接関わるのはCIOや情報システム部門だが、情報システム部門のスタッフはそれほど出張が多くなさそうだ。そう考えると、この広告では出張に多いビジネスパーソン全般をターゲットにしているのだろう。

会社ではオンプレミス型のグループウェアを使用している。VPNなどの接続環境が十分整備されておらず、社外からのアクセスに不便を感じている。そんなビジネスパーソンに、クラウドへの移行によって仕事がより進めやすくなることを気づいてほしい。会社がクラウドを導入すれば、あなたもこの写真の男性のように余裕の表情でビジネスを進められますよ。伝えたいメッセージはそんなところだろうか。

【勝手に考察】

ターゲット 出張が多く、社内のITシステム導入に発言力がある非IT部門のビジネスパーソン
インサイト いまどき移動中だから対応できませんなんてお客さんに言えないよ
メッセージ 「今は外出中なので、ちょっと対応できません」なんて顧客に言わなくて済むように、クラウドの導入を情報システム部門に提案しませんか?